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実習風景~その152~

本日の京都寿司アカデミーでは、季節感を大切にした日本料理「水貝」と「穴子の握り」に取り組みました。

まずは水貝。これは、貝を冷たい出汁に浮かべていただく、夏にぴったりの涼やかな一品です。今回は、鮑や鳥貝などの上質な貝を使用し、氷を張ったガラスの器に美しく盛り付け。添えたわさびや酢味噌が、貝の旨みを一層引き立て、目でも舌でも季節を感じられる仕上がりとなりました。

続いて、ふわりとした柔らかさが魅力の穴子握り。丁寧な下処理と火入れを経て、口の中でほろりとほどけるような絶妙な仕上がりに。タレで煮付けるだけでなく、白焼きにして塩でいただく方法も学び、寿司を学ぶ生徒たちにとっては貴重な技術習得の機会となりました。

こうした旬の素材を通して、寿司教室ならではの「季節を感じる感性」と「職人技の奥深さ」を実践的に学べるのが、京都で寿司を学ぶ魅力のひとつ。水貝の清涼感と穴子のやさしさが、まるで夏の風のように、食べる人の心をそっとほどいてくれる、そんな一日でした。

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