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実習風景~その139~

本日、京都寿司アカデミーとして日本語学校を訪問し、留学生の皆さんに寿司の体験授業を行いました。
母国も文化も異なる若者たちが、たった一つのシャリとネタを前に、一生懸命に向き合う姿に、私たちが日々「寿司を教える」意味の深さをあらためて感じました。

はじめは手つきも不安定で、「本当にできるのかな?」という表情だった学生たちも、回を重ねるごとに自然と笑顔に。やがて美しい握りを完成させるまでに上達しました。
寿司という日本の伝統が、言葉を超え、人と人とをつなげていく——その現場に立ち会えたことは、指導者として大きな喜びです。

国や言語は違っても、「誰かのために、美味しいものを作りたい」という気持ちは同じ。そんな温かさが、自然と寿司に宿っていくのだと思います。

京都寿司アカデミーでは、こうした出張型の寿司教室や、国際交流の機会も大切にしています。
今日出会った留学生たちが、寿司を学ぶ中で日本文化をより深く知り、いずれ母国で寿司の魅力を伝える存在になってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

寿司を通じて世界とつながる。今日の出会いは、その希望を強く感じさせてくれる一日となりました。

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