日々、握りの練習に取り組む生徒さんたちの姿勢から、私自身も多くの刺激を受けています。最初は不安そうだった手つきも、反復練習を重ねるごとに確かな動きへと変わり、少しずつ握りの形が整っていく様子を見るたびに、京都寿司アカデミーで共に寿司を学ぶ時間の尊さを実感します。
握りの上達には、技術だけでなく、集中力や繊細な感覚も欠かせません。一貫一貫と真剣に向き合う中で、自分自身の癖や感覚のズレに気づき、それを修正していく力が養われていきます。そうした積み重ねこそが、寿司職人としての成長に直結するのです。
寿司教室として基礎をしっかり学べる環境に身を置くことは、技術だけでなく、姿勢や意識の部分でも大きな意味を持ちます。
反復練習は地味に思えるかもしれませんが、その中にこそ本物の技術が宿ります。
生徒さんたちが自分の手で上達を実感し、自信を深めていく姿を見るたびに、寿司を教える立場としてのやりがいと誇りを強く感じます。
これからも、京都で寿司を学ぶ場=京都寿司アカデミーとして、一人ひとりの歩みに寄り添いながら、技術と心を伝えていきたいと思います。