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実習風景~その115~

本日は、握りの練習を行いました。

ひとつひとつの動作を丁寧に確認しながら、繰り返し反復して身につけていく時間となりました。握りの技術は、見た目以上に繊細で奥深く、シャリの温度、手の圧加減、ネタとのバランスなど、細部まで意識を向ける必要があります。

一見すると単純な作業のように思えるかもしれませんが、正しい動きを体に染み込ませるには時間がかかります。けれども、何度も反復することでしか、自分の手の中に“感覚”を宿らせることはできません。
今日の練習では、最初はぎこちなかった手の動きも、次第にスムーズになり、同じ形の握りを安定して作れるようになってきました。
この反復こそが、寿司職人の基礎であり、将来にわたって大きな財産となるものです。焦らず、一つひとつの握りを大切に、これからも着実に積み重ねていきたいと思います。

京都寿司アカデミーでは、こうした地道な練習を通じて、確かな技術と感覚を養いながら、寿司を学ぶことの本質に触れていただいています。
ただの寿司教室では学びきれない、実践に根ざした学びの場として、これからも成長を支えてまいります。

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